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長い梅雨、曇りの日々が続く。
自分と妻の健康問題に始まり、親の老後の事など、悩みは尽きないが
開き直ってもいる。
そんな時こそ楽しむ術を駆使して、憂いに沈むモードを断ち切る。笑
目が疲れて文字を拾えない時はギターを弾く。
ジム・ホールやメセニーが愛したジャズスタンダード、
「ALL THE THINGS YOU ARE」 は何度弾いても飽きない。
(ジム・ホールの弟子である井上智さんが帰国しているのを知って
二年ほど、井上さんのレッスンを受けてジャズを学んだ。)
ジャズには「考える」面白さがある。
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そういえば、キース・ジャレットは昨年から活動を停止したままだ。
健康問題による公演延期が発表され、そのまま延期公演も消滅。
(5,6年前に行った渋谷オーチャードホールでのキースの公演。
観客の咳、傘などのものが倒れる「雑音」で、
明かに演奏に支障を来しているのが分かった。
演奏するキースの体はビクンと反応し、奏でていたメロディも
変容し、途切れてしまう。集中力が削がれるのだ。
上ろうとしても引き摺り下ろされてしまう、、、そんな感じに見えた。)
色々なプロの演奏を観にいったけれど、やはりキースがダントツだった。
音楽の、ある地平に深く下りていく様は圧倒的だった。
その空間に存在する「透明な狂気」に痺れた。
そんなキース・ジャレットを観たいと思う今日この頃だが、、、。
年齢もあるし、来日はもう難しいかな。
間もなく夏到来、暑い夜にはジャズが合う。